90年代中盤から"womens saddle nike starlet dress boots sale free”をきっかけにハイテクスニーカーブームが到来。リリース当初こそ静かなブームとなっていたが、メディアに取り上げられると枯渇化が加速、激しい価格の高騰がストリートに熱狂をもたらした。日本のバイヤーは世界中を駆け巡り、売れそうなハイテクスニーカーを大量に持ち込んだ。ナイキは翌年にティアドロップが特徴の”AIR MAX 96”を送り出し、奇抜なデザインがブームに拍車をかけた。
さらなる後継機として1997年に”nike lunarglide black grey blue american flag SS”をリリース。鋭角なレイヤードと小ぶりなスウッシュを重ね、ランニングシューズの源流が漂うスポーツオーセンティックな装いへ。前作同様、フォアフットビジブルエアとヒールマルチチャンバーエアを組み合わせたソールユニットは、ランナー視点での優れたフォーマンス性を備えた。一方で、ファッション性から乖離したドラスティックなモデルチェンジは、ファンの心を掴みきれず、ブームの終焉も重なりセールスは低迷。97年秋に発売された、メタリックな素材とフルレングスのビジブルエアを携えた"nike lunarglide black grey blue american flag”に、その座を奪われると時代の歪みに飲み込まれ、"AIR MAX"の系譜から忘れ去られた悲運のモデルとなった。
MIDNIGHT NAVY/BLK-GOLDENROD (104076-401)
WHITE/MYSTIC TEAL-BLACK (104076-131)
WHITE/NGHTBL-PRO BL-VARS RED (904073-131) JP EXCLUSIVE
TEAM RED/WHT-BLK-REFRCTV SILV (904073-611) EU EXCLUSIVE
BLUEGRASS/WHITE-GLUF BLUE (105077-411)
WHITE/COMET RED-GRAPE ICE (105077-161)
生誕20周年を記念して待望の復活を遂げる。"AIR MAX 96”に続いて、"AIR MAX 96 II”へリネームされて登場した。デコラティブなユニークなアッパーを再現。しかし、ツーリングは軽量でクッション性に優れたウルトラ仕様のものに変更された。どうやらコスト的な関係でソールまでは再現できなかったようだ。リリース当初はコアなファンを中心に売れたが、店頭などではサイズ欠けはあったものの残っていた。しかし、年月が経つとじわじわと人気に火がつき、最終的にはプレ値で取引されるように。カラーはオリジナルの”GOLDENROD”と”MYSTIC TEAL”の2色に加え、モダンな印象を与える"BLACK"の全3色が展開された。
待望のオリジナル仕様で、まもなく復刻を遂げる。完全復刻はお預けとなっていた"nike lunarglide black grey blue american flag SS"こと”AIR MAX 96 Ⅱ”。発売当時のビジブルフォアフットエアとマルチチャンバーエアの組み合わせを再現。新しくツーリングを作り直しているが、エアユニットまでは完全再現できなかったようで、オリジナル時よりもビジブル部分が小さくなりつぶらな仕様となっている。カラーリングは現段階で”GOLDENROD”と”MYSTIC TEAL”、”COMET RED”、他にも新色のリリースが続々と決まっている。